GISを活用した洪水解析シミュレーションモデルの構築
概要
地理情報システム(GIS)を活用し、3次元シミュレーションモデルの構築手法を紹介します。GISデータから空間データを素早く・高精度にモデル化し、洪水解析など防災シミュレーションに応用する事例です。
GIS(Geographic Information System)は、地理空間データを収集・分析・処理し、地図情報と各種データを統合的に扱うシステムです。たとえば衛星データや標高データ、建物データなどを組み合わせて防災モデルの基礎情報として利用します。
洪水解析用モデルの作成例
以下のようにGIS基盤データを用いて洪水解析向けシミュレーションモデルを構築します。
- 数値地図5mメッシュ(標高)を基に点群データ生成
- 曲線・曲面関数(B-スプライン等)でサーフェイスモデルを作成
- 数値地図2,500(空間基盤データ)から建物点群を生成
- 建物輪郭を座標値に変換しポリライン化(DXF形式)
- 地表面と建物データの統合サーフェイスモデルを作成
- 建物を内部空洞化してソリッドメッシュ化し、地表から上空までをカバーする3Dモデル完成

これにより、洪水時の水面や流れの挙動を高精度な空間モデル上で解析するモデルが完成です。